Cycle Peugeot Museum

COLNAGO and GIPIEMME

home







こちらも、レストアで持ち込まれた自転車です。

カタログで調べたところ、どうやらコルナゴ・メキシコ(Colnago Mexico)かスーパー(Colnago Super)というモデルのようです。 デカールの形状からだけで判断すればスーパーである可能性が高いのですが、このフレームにはリア・ブレーキのブリッジにクローパーのマークが刻印されているので、何とも言えません。

ネットで調べてみたのですが、両モデルとも製造年によって細部の仕様が異なるようで、見分け方に関してしばしば論議が起こっているようです。

下記サイトで、70年代後半のカタログを見ることができます。

「raydobbins.com」へのリンク

コルナゴに関してはまったく無知なので、この辺で発言は控えます。
































フォーク・ステムにもコロンバスのマークが入っています。









GIPIEMME (ジーピエンメ/発音はイタリア人の友人に確認済みです。)

ジーピエンメはイタリアの精密機械メーカーで、1964年にミラノに設立されました。

Gipiemme という言葉は、Gran Premio della Montagna (Big prize of mountain)を表象するもので、ジロ・デ・イタリアのマウンテン・ステージでのハイポイントを表すと言われています。 当初は、専らカンパニョーロなどの有名メーカーの下請けをしていました。

80年代に、自己ブランドを冠したグループ・セットを発売しました。 サンツアーの製品同様、いわゆるコーポレート・ブランドで、カンパニョーロ・サンプレックス・モドロ・3ttt・エヴェレストなどが参加していたようです。 なお、クランク・ハブ・ペダル等はジーピエンメ独自の製品だと Velo Base.com に記されています。

以上の情報源は、下記になります。とくに、Velo Base.com では詳細な説明がなされているので、興味のある方はぜひアクセスしてみて下さい。

「Classic Randezvous」へのリンク
「VeloBase. Com」へのリンク








ブレーキに関しては、本体・レバーともモドロです。 分解してみましたが、細部まで手の込んだ造りでした。 製造業という分野に関して言えば、この頃は本当に豊かな時代だったんだなとつくづく思います。

左は、ジーピエンメのハブです。





inserted by FC2 system